灼熱の砂漠の後は、朝晩凍えるアトラス。モロッコには何でもある。昭和を思い出す胡散臭くて暗い何屋かよくわからない個人商店にも、聞けば何でもある。
砂漠にも色々な顔がある。
ムルンは砂丘をオランダと思ったかもしれない、海を探して駆け回っていた。
オアシスが別世界すぎて、月夜ロバに乗せて送ってもらった。
ルクセンブルクの小さなアルプス、ボジョレー、セルベール、フランスに長居しすぎてフェリーまで2週間もかかった。
綺麗な海と高い山、温かさと秩序、実験音楽シーンと美味しいワイン、個人的に移住したい国 No.1、スロベニアには私に必要なものが全てある。
久方振りのビエンナーレ、良いテーマだったけれどそれよりピエール・ユイグが凄すぎた。観光地と化したアンドレア行きつけバーも、まだまだ素晴らしい。
ウィーン郊外では毛深い友人と走り回り、ニシュでは登山その後朝まで、ベオグラード郊外の昔住んでいた美術館では若い恋人が去ってしまったらしいオーナーがラキアとダダと待っていてくれた。